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配列(list)

listの取り扱い

list は、可変長配列を表現する組み込み型です。

宣言

list の中に配置するデータの型を指定するため、「< >」による型指定が必要です。

list<型> オブジェクト名;

具体的な初期化コードは、このようになります。

// int値を保持するlistを定義
list<int> numList;

// stringを保持するlistを、初期サイズ10で初期化
list<int> strList = new list<int>(10);

listのサイズ変更

具体的な値(list に設定するデータ)を指定せずに、list のサイズのみを動的に変更することが可能です。 サイズを伸長した場合、まだ何も設定されていない領域には、その型の初期値が設定されます。

メソッド

new()

new()

new(int capacity)

list のインスタンスを生成します。生成時にリストの初期サイズを設定することができます。 初期サイズを指定しない場合、サイズは0でインスタンスが生成されます。

Add(T)

void Add(T value)

listに値を追加します。

引数で指定する値の型は、このメソッドの呼び出し元 list の型と一致している必要があります。

引数で指定した位置に、新しい要素を挿入します。

IsEmpty()

bool IsEmpty()

list が空の場合は true を、そうでない場合は false を返します。

Resize(int)

void Resize(int newSize)

list の長さを変更します。

list を縮小した場合、それまで存在していた領域の要素は削除されます。

list を拡張した場合、新しい領域は型の初期値で初期化されます。

Clear()

void Clear()

list の全要素を解放し、list の長さを0に設定します。

Count()

int Count()

list の現在の長さを返します。

RemoveLast()

void RemoveLast()

list の最後の要素を削除します。

RemoveAt(int)

void RemoveAt(int index)

引数で指定した位置の要素を削除します。

Insert(int, T)

void Insert(int index, T value)

引数で指定した位置に指定した値を挿入します。

CopyFrom(int, list<T>, int, int)

void CopyFrom(int index, list<T> sourceList, int start, int lnegth)

index で指定した位置へ、sourceListの内容を、start から length サイズ分コピーします。

引数で指定する list の型は、このメソッドの呼び出し元 list の型と一致している必要があります。

Fill(int, int, T)

void Fill(int start, int length, T value)

start で指定した位置から、length サイズ分、valueを繰り返しコピーします。

引数で指定する、コピー元の値の型は、このメソッドの呼び出し元 list の型と一致している必要があります。

Sort()

void Sort()

list の全要素を、昇順で並び替えます。

Reverse()

void Reverse()

list の全要素の並び順を反転させます。

IndexOf(int, int, T)

int IndexOf(int start, int last, T value)

引数で指定した範囲から値を検索し、見つかった場合はその値が最初に現れる位置を返します。検索対象の値が見つからなかった場合は -1 を返します。

[ ] 演算子

list 中の指定した位置にある値を取得します。指定した位置への代入も可能です。

list<int> numList = new list<int>(10);
numList[0] = 999;
int value = numList[6];